SOLITUDE~置かれた場所で 咲きなさい~
『置かれた場所で咲きなさい』
このタイトル
きっと
皆さんはすでに
御存知かと思われます。
今は
天に召されて
私たちを温かい眼差しで
見守っておられると思います
キリスト教カトリック修道院の
シスター
渡辺和子さんの
有名な著書タイトルです。
私の教会は
プロテスタントではありますが
私は
渡辺和子さんのお言葉が
大好きです。
想いが言葉にならない時
渡辺和子さんの言葉で
どれだけ励まされてきた事でしょう。
彼女の言葉は
その土台となるものが
神の存在であって
そして
まるで
葡萄の木から
枝へとつながり
また
豊かに
実を結ぶ者としての
在り方であった
彼女の人生…
その彼女の言葉には
弱さも 強さも
しなやかさも
すべてを
あるがままに表現されています。
そんな彼女の
『置かれた場所で咲きなさい』
の
その言葉に出逢ってから
数年経ってもなお
2018年の現在の私には
更にミルフィーユの如く
層になっていく不思議さを
感じさせます。
齢(よわい)を重ねて重ねて
この世での
良くも悪くも
様々な想いが
ぐるぐると
する中で
最終的に
遺されていくものと言えば
御言葉によるものでした。
聖書には
そのとき そのときの
状況、境遇に必要な言葉が
詰まっているのです。
それは
それは
驚くほどに
不思議なもので
新鮮なみずみずしい果実みたいに
御言葉に触れれば
触れるほど
あなたが
無意識にも
意識にも
開いた頁
必要としているからだの栄養の
果物を選んでいるかの如く
ミネラル、ビタミンが
濃縮されているかの様です。
その中でも
ふと目を留めて
幾度となく口ずさむ
箇所があります。
それは
『乏しいから
こう言うのではありません。
私はどんな境遇にあっても
満ち足りることを学びました。
私は貧しさの中にいる道も
知っており、
豊かさの中にいる道も
知っています。
また、
飽くことにも
飢えることにも
富むことにも
貧しいことにも
あらゆる境遇に対処する秘訣を
心得ています。
私は
私を強くしてくださる方によって
どんなことでも できるのです。』
ピリピ4章11~13節
渡辺和子さんは
この御言葉を
花にたとえて
私達に語りかけて下さいました。
人は 完全ではありません。
人生では
生きている人の数だけ
喜びも
弱さも憂いも苦しみも
多くの色が混じりあっています。
彼女は
修道院で一生懸命頑張っている
毎日の中で
こんなに苦労しているのに…
こんなに頑張っているのに…
とうとう彼女は自信喪失し、
修道院を出てしまおうと
思い詰めた時に
一人の宣教師に
短い英語の詩を頂いたそうです。
その一行目が
『置かれた場所で咲きなさい』
という言葉だったということでした。
人生の中で
『こんなはずではなかった』と
思うような事が
次から次へと
起きます。
けれど渡辺和子さんの言うように
そんな時にも『咲く』努力をして欲しいのだと…。
もちろん咲けない時にもあるでしょう。
雨風の強い時も
日照りの時も
そんな時には無理に
咲かなくてもいい。
そのかわり
根を下へ下へと降ろして
張るのだと…。
そして
次に咲く花が
より大きく
美しいものとなるために…。
彼女のこの様な
しなやかさと強さの
言葉には
先ほどの
聖書の中の
使徒パウロの言葉と同じく
私達の心に
希望を与えて下さいますね。
置かれた場所で咲きなさい…
ありとあらゆる境遇にも
対処できる秘訣…
それは
あなたを
強くしてくださる方によって
どんなことでも出来るのです。
変えられないものに目を留めず
変えられないと
失望することなく
天を仰ぎ見て
現在
(いま)を
ひとつひとつ
大切に生きていきたいですね…。
喜びに溢れて
あるがままに咲くために…。
私もそう在りたい。
感謝します…。
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